大切な記憶
ちょっと目に涙がにじむ。
「おい、いつまでそこで寝そべってんだ?」
にゅっと顔を出してきた流星。
『うっわーーーー!!!!!!なんでここにいるの!?』
涙目になってるの見られた!?!?
手の甲でこっそり涙をぬぐう。
こんなかっこ悪い所見せてしまった。
「楓ちゃん、大丈夫??立てる??」
そっと手を差し伸べてくれる。
素直にその手を借りる。
「あ、ありがとうございます。」
制服についた埃や土をはらい落とした。
ん?
土がなかなか落ちない