レヴィオルストーリー
「はぇっ!?」
ギルクの作戦にやっと気付いたビーンは奇声を発する。
もう目の前まで来ていた。
「わわわわ」
慌てふためくビーンをチラッと見たギルクは、その寸前で右に跳んだ。
アレンがビーンに突っ込む。
ギルクがそう確信した瞬間、予想に反してアレンは右に跳んできた。
「なっ………!!」
右足に痛みが走る。
斬られた。
「っ!」
右足から血が流れ、ギルクはその場にしゃがみこんだ。
「ギルク!!」
イルとレイの叫び声を聞いた途端、目の前にアレンが現れた。
狙いを定めたアレンは剣を振るう。
アレンが狙ったのは、腹部だった。
「うわっ…」
相手が速い上に自分は足を怪我している。
避けられないと覚悟を決め、ギルクは真っ直ぐにアレンを見た。
アレンに賭けるしかなかった。
「ギルク─────!!!!」
イルの叫びと共に、その腕についた水色のミサンガが光り出す。
「!?」
眩しくて、ギルクはつい目を瞑ってしまった。
真っ赤な鮮血が辺りに飛び散った。