Sparkling Days

実は勉強も出来るらしい。


軽口を叩きながら到着した電車に乗り込んだ。


凄くレベルが高かったわけじゃないんだけど、地元から離れて電車で通う高校で。


受験したのは同じ中学から5人。


そのうち合格したのが、私渡辺麻耶とこいつ和田充ともう1人。


そのもう1人は、名前を聞いても3年間同じクラスになったことがないから知らなかった。


実は顔も記憶にあるか疑わしい。


それにしても地元優先の高校だと聞いてはいたものの、ここまで厳しいとは驚いた。


いきなり知らない人の中に放り込まれるかと思うとちょっと不安。

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