小児病棟
「正哉…なんか、さっきと全然雰囲気違うな……」
悟は、そう言って周りを二,三度見回す。
「う、うん……」
正哉も、その雰囲気を察し、ゴクリとつばを飲み四人のおじさんに注目した。おじさん達は目を閉じている。すると、きほどまでしゃべっていたおじさんが
「ワン……ツー!」
と合図をする。次の瞬間、四人のおじさんは楽器の伴奏もなく、歌いだした。とても綺麗な声、綺麗なハーモ二―に、見ている人たちはみなシーンと静まり返った。正哉がふと周りを見渡すと、食堂にいる人達はみな、涙を流して歌に聞き入っていた。北川さんも、ハンカチで目頭を押さえていた。
悟は、そう言って周りを二,三度見回す。
「う、うん……」
正哉も、その雰囲気を察し、ゴクリとつばを飲み四人のおじさんに注目した。おじさん達は目を閉じている。すると、きほどまでしゃべっていたおじさんが
「ワン……ツー!」
と合図をする。次の瞬間、四人のおじさんは楽器の伴奏もなく、歌いだした。とても綺麗な声、綺麗なハーモ二―に、見ている人たちはみなシーンと静まり返った。正哉がふと周りを見渡すと、食堂にいる人達はみな、涙を流して歌に聞き入っていた。北川さんも、ハンカチで目頭を押さえていた。