殺戮都市
こっちは……一体何人いるんだ?
他の人も隠れているからか、その人数がはっきりしない。
その事が、数的不利なんじゃないかと俺を不安にさせる。
人を殺した事はもちろん、小学校以来喧嘩で人を殴った事もないのに。
どうしてこんな事をさせられているんだと、何度も何度も自分に問い掛けて。
「明美さんは……ボウガンなんて撃った事が無いよね?結構ここの武器は親切でさ、矢やボルトは自動装填なんだ。難しい事は考えずに、ただ撃てば良いよ。あ、でも、撃てる数は限られてるからね。それだけ気を付けて」
俺以上に震えている明美さん。
優しく新崎さんが教えてくれているけど、どこまで頭に入っているのか。
人を殺すかもしれない……殺されるかもしれないという恐怖が、顔面から血の気を奪っていた。
「最後に一つ。ポーンには気を付けて。あいつらは、戦闘が始まると人間の匂いを嗅いでやって来る。私達なんかが勝てる相手じゃないから、もしも見掛けたら逃げて」
そんな無茶な……殺し合いをするんじゃないの!?
その中で、あの怪物が来たら逃げろって……そのまで気が回せるとはとても思えないのに。
「あれ?でも、あの怪物を倒した人を見ましたけど……それも一撃で」
他の人も隠れているからか、その人数がはっきりしない。
その事が、数的不利なんじゃないかと俺を不安にさせる。
人を殺した事はもちろん、小学校以来喧嘩で人を殴った事もないのに。
どうしてこんな事をさせられているんだと、何度も何度も自分に問い掛けて。
「明美さんは……ボウガンなんて撃った事が無いよね?結構ここの武器は親切でさ、矢やボルトは自動装填なんだ。難しい事は考えずに、ただ撃てば良いよ。あ、でも、撃てる数は限られてるからね。それだけ気を付けて」
俺以上に震えている明美さん。
優しく新崎さんが教えてくれているけど、どこまで頭に入っているのか。
人を殺すかもしれない……殺されるかもしれないという恐怖が、顔面から血の気を奪っていた。
「最後に一つ。ポーンには気を付けて。あいつらは、戦闘が始まると人間の匂いを嗅いでやって来る。私達なんかが勝てる相手じゃないから、もしも見掛けたら逃げて」
そんな無茶な……殺し合いをするんじゃないの!?
その中で、あの怪物が来たら逃げろって……そのまで気が回せるとはとても思えないのに。
「あれ?でも、あの怪物を倒した人を見ましたけど……それも一撃で」