恋の神様はどこにいる?

翌日の朝、眩しい日差しで目が覚めると、そこは自分のマンションで。

ずぶ濡れのまま玄関を上がったところで、力尽きて眠ってしまったみたい。

「さむ……」

全身濡れたまま寝ていたんだから、身体が冷えて当然で。あまりの寒さにシャワーを浴びようと起き上がれば、身体のダルさと節々の痛みに襲われた。

風邪、引いたかも。

神社を出たところで自分がどのくらいの時間泣いていたのか、どうやってここまで帰ってきたのか、全く覚えていない。

その上こんなところで寝ていれば、風邪を引いてもおかしくない。自業自得とは言え、自分のしていることに笑ってしまう。

二十四にもなった大人が、カッコ悪い……。

時計を見れば、六時半を回ったところ。

「とにかく、早くシャワー浴びよ」

雨で濡れた服を着ているからか、風邪を引いているからか。重くなった身体を引きずるように、バスルームへと向かった。



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