神聖魔法団【下】
「ありがとう」
心から言った。
「はっ・・・!?
別に俺は思ったこと言っただけだし・・・。
お礼なんていいよっ」
こっちを向いたと思えば、すぐにまた顔を逸らされてしまった。
きっと誰も何も言わなかったんじゃなくて言えなかったんだと思うよ。
黎兎があまりにも優しくて私たちの不安をあっさり取り除いちゃったんだから。
こっちに背中を向けて顔を赤くしている黎兎に心の中でそう言った。
実際口にするとまた照れそうだからね。
「黎兎の言うとおりだな」
雷が頷く。
「気持ちのもちようだよな。気持ちを強くもてば出来ないことも出来るかもしれない。
自分は裏切らないんだから」
「そう・・・・だね
自分を信じて戦えばいいんだよね。
私たちは負けない、負けられないんだ」
黎兎の言葉で皆の心に火が灯ったみたいだった。
「黎兎!いいこというじゃん♪
僕、感動しちゃったよ~」
「たまには、おめぇも良いこと言うんだな。
見直した」
いつの間にか風雅と炎虎も聞いていたみたいだ。