神聖魔法団【下】
「・・・ッ・・・れな・・れなっ・・・!」
「兄ちゃん・・・」
瑠音が泣いていた。
慌てて体を離す。
「ごめっ・・・。痛かったよな。
ごめん・・ッ・・・。」
俺、何やってんだ。
小さな体を力強く抱き締めて終いには女の子の名前まで呼んで・・・。
「兄ちゃん、兄ちゃん・・・ッ・・・」
ボロボロ涙を零す瑠音。
「ごめん、ごめん・・・っ」
「瑠雲、違うわよ」
「え?」
「瑠音は瑠雲が泣いていたから自分まで悲しくなっちゃったんだよね?」
「うんっ・・・」
瑠音・・・。
「兄ちゃんっ・・・泣か、ないで・・っ。
僕が、そばに、いるから・・・っ・・。
だから、だから、泣かないでぇぇぇ・・ッ・・・」