神聖魔法団【下】
“炎虎うっさいわー!!”
“なんだかんだ言って優しいよね”
“怪我ない?大丈夫?”
「くっ・・・・。自分が怪我してんのに人の心配して・・ッ・・。
っすん・・不安な時は手を差し伸べてくれて、背中押してくれた。
その温かい手を守れなかった・・ッ・・。
守るって約束したのに。約束守れなかった・・っ」
さっきまで止まっていた涙がまた溢れてきた。
「なんで、アイツが死ぬんだ?
なんで人の為に自分を犠牲に出来る奴が死ぬんだよ?
俺みたいに、なにも出来なくて、どうしようもない奴が死ねば良か「違うでしょーが」」
俺の言葉を遮り、姉貴が話しだす。
「その子もアンタと同じで守りたかったんじゃないの?
大事なものを。自分の命犠牲にして守るなんて格好良すぎ。
その子に助けてもらって今ここにいるんでしょ?
だったら、そんなこと思ってるなんて、その子が可哀相。
せっかく守ったのにそんな風に思ってるなんて失礼。
感謝しなさい。その子に。
守ってくれてありがとうって」
「俺は、アイツを守ることが出来なかった!
俺は最低な人間だよ」
「その子はそうやって思う人なの?
助けてくれたなかった。守ってくれなかった。最低。
そう思う子だったの?
炎虎の話を聞いてる限り、そんな感じはしなかったけど」
「アイツは、そんなヤツじゃ・・・」
“炎虎!”
アイツの笑顔が脳裏に浮かぶ。