神聖魔法団【下】
side風雅
黎奈ちゃんが目の前で倒れた。
何が起こったの?
「てめぇ、黎奈に何しやがった!!」
炎虎の怒声が響く。
天音がすぐに黎奈ちゃんの傍に駆け寄った。
「術をかけたんじゃよ」
「術?」
険しい顔をしている涯。
「わしと目が合ったときかけたんじゃよ。
自分の意志と関係なく体が動くんじゃ。
わしが思った通りに体が動くんじゃよ。
いわば操り人形みたいなものじゃ。
だから、言葉も勝手に紡がれてたってわけじゃ。
コイツは、さぞ混乱したじゃろう。
話したくなくても口が勝手に動くんじゃから。」
「てめぇ・・・!!」
「あ、そうそう。
こうやって意識をなくしたのも
わしが操っているからじゃ。
意識を取り戻したいのならば、わしを倒すことじゃな」