神聖魔法団【下】
「風雅・・・」
もうほとんど動かなくなった太ももを引きずりながら風雅の元へ行こうとする瑠雲。
「瑠雲・・・」
「風雅・・・。風雅・・っ」
瑠雲の目からは涙が零れていた。
泣いてる場合じゃないと言った涯の目にも涙が溜まっていた。
[あーあ。死んじゃった。
ま、別になんとも思わないけどね。
ゼオラもっと殺ちゃっていいよ]
「もう、もうやめてくれ・・・。
これ以上、黎奈の手を汚すのはやめてくれ・・!!」
悲痛な叫びだった。
もう見たくなかった。
黎奈が人を傷つける姿なんて見たくない。
それは誰もが思っていた。
だけど
その願いは虚しくも届かず黎奈は俺たちに襲い掛かってきた。