神聖魔法団【下】
「瑠雲・・・・・?
瑠雲!!!」
風雅の驚いた顔が見える。
その少し後ろに風雅と同じく驚いた顔をした雷と涯の姿も見えた。
大丈夫と言葉にだしたくても声がでない。
なんでこんなにも体が痛いのか知りたくて
ゆっくりと一番痛む箇所に視線を落とす。
焦点が合ったとき、言葉を失った。
腹部に剣が刺さっている・・・・・?
「はっ・・・」
そっか。俺、マルムに刺されたのか。
道理で体中が痛むはずだ。
意外にも俺は冷静だった。
周りから仲間の声が聞こえる。
俺はそれを聞きながらマルムに視線を向ける。
「ガキ、悪かったのぉ。
お前さんがワシを本気にさせるからいかんのじゃよ」
全く悪かったなんて思ってない表情だった。