神聖魔法団【下】



私は駆け寄る。



「よかった。無事だったんだね!」




「ええ。黎奈さんのおかげです」




「そんなことないよ~」




嬉しくなり頭をポリポリ掻く。




「黎奈さん、あなたは強いお方です。
自分の心の闇を受け入れ、今こうしてここに存在している。

きっと、これから辛いことや苦しいこと悲しいことがあるかもしれません。
ですが、あなたたちなら乗り越えられます。
その強さをもうおもちです。

黎奈さんには幾度もなく助けられました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。」




背筋をスッと伸ばし、



「私の方こそありがとうございました!
あなたの孫で私は幸せです。
人生の誇りです。
きっとあなたがご先祖様だったから私はここまで強くなれたんだと思います。
それに仲間にも出会えた。
大切な人に出会えた。

辛いことや苦しこともありました。
たくさん泣きました。
ですがそれも今では全部大切な思い出です。

Lichtにも出会えた。
私も感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!!」



そう言うと頭を下げた。





「ふふっ」



嬉しそうにLichtは笑っていた。



「ん?」



なんだろうと思っていたら




「素敵な娘さんですね」




私の少し後ろを見てそう言っていた。




「当たり前だ。俺の自慢の娘だからな」




その声を聞いた時、全身に鳥肌が立った。



うそ・・・。嘘でしょ・・・?



恐る恐る後ろを振り向く。



< 562 / 632 >

この作品をシェア

pagetop