妄想世界に屁理屈を。
【百瀬縁】
そうディスプレイに表示され、休みたがる思考回路を無理矢理働かせる。
百瀬のメールだけは、みたい……
【約束の本、さっき読み終わったのm(__)m
だから、今日の夜待ち合わせして渡していいかな?
8時にミズクメ神社の前で。待ってるね!】
「く、そぉ…」
カタカタと震え続ける手で、頑張って返信を打つ。
だめだ、誤字になりやすい。
でも、どうにかしてでも返信しなくちゃ。
ようやく文字が打て、そのまま俺は地に伏せる。
目が奥に吸い込まれるような意識の失い方をし、脳から意識をひっぺはがして――眠りについたのだった。