妄想世界に屁理屈を。
「ちなみに僕の立場を説明するね?」
俺から離れて、窓際へ。
月明かりを浴びて、どこか妖しい雰囲気に。
「僕の名前は苑雛。
鳳凰の黄色を担当し、知識や情報を担当するいわば軍師だよ。
色々あって霊力がなくなって子供になっちゃったけど、前世の記憶は一応あるからね」
「鳳…凰……仲間って言ってたもんな、そっか」
「うんっ」
無邪気に子供っぽく頷いた。
「さっき、鳥さんたちに事態を聞いた我が主から命を受けたんだ。
助けてやってくれってね?」
「主って誰?」
「鸞(ラン)さまって言って、青を担当する方だよ。とっても偉いんだ」
にこにこと得意気に笑って、
「僕の将来のお嫁さんだよ」
「ぶっふぅっ」
吹いた。
「苑雛く…お嫁さんなんて、まだ早いから!大きくなって本当に好きになった人と!」
「…むぅ。僕は子供じゃないよ。体は子供だけど、存在は大人さ。
だから鸞さまと結婚するのは、前世から決まってる」
変な宗教みたいになってきた。