妄想世界に屁理屈を。
「ちなみに柚邑さんはアカネの器になってもらうね。
霊力を溜めて、保存する器に。
じゃないとアカネは召喚もできないんだ」
器…さっき言ってたやつか。
召喚もできないって、携帯も使えないって意味か。
「…でも、なんで女になったんだ?」
「器はアカネに近いほどいいんだ。
アカネと同一視されて溜まるから。
だったらスズでもいいんだけど、スズは小さいから。今は大きく見えても雀だし」
おぉ、繋がる繋がる。
スズに乗り移れと言った際に小さいからといってたかからな。
「…でもなぁ、俺生活あるし、困るんだけど」
「大丈夫だよ柚邑さん。夜だけだから」
夜だけ?
「今は6時だね。冬の6時は日が沈むのは早いから、6時だけど、夏なら7時か8時くらいに変わるよ」
「…夏まで女にならなきゃならないの?」
「うーん…それはどうだろうね?僕にはわかんないから…
あ、でもさっきみたいに震えたり意識失ったりしないから安心して。
なんで夜かというと、偉い神様にバレたら怒られちゃうんだ」
神様にばれないように。
悪戯な神様はくしゃりと笑った。