2回目のはじめまして
「私は誰だかわからない人に内容も聞かされず何かの契約などしません。」

と私言い方向転換をしてその場から去ろうとした。

すると男が私の手を引き言った


「お前はもう俺のものだ!逃がしたりない。悪魔は約束や契約には絶対だからな‼︎お前もう、俺の契約者だ!」


私は少し心に何かが引っかかった。


悪魔、契約者、何処かで聞き覚えのある言葉…ドラマや漫画の見過ぎだろうか?


「私は、悪魔の契約者になった覚えはありません!あなたと、何かの約束もしたことが無いです!」

心がざわつく…

「そんなのは、知ってる…けど!けど…俺は約束したんだ。お前が16歳になったら俺のパートナーにするって…」


男はどこかさみしそうに言った…
私の心が一気に熱くなる。

「あ!お前が俺の契約者の証拠があるぞ!」


男は元気そうに言った。


「俺には名前がある!【ヒカリ】って言うんだ!」


ヒカリの言葉に私は首を傾げると


「悪魔にはな、最初は名前がないんだ。人間と違って親とかいないし、基本俺達は番号で呼ばれる。契約者ができると、契約者の好きな呼び方でよばれそれが悪魔の名前になる。」


ヒカリは嬉しいそうに私に語った。


「あなたに契約者がいるのはわかりましたけどそれが私とはならいですよね?あなたの名前つけてないですし…」


と私がいうとヒカリはハッとした顔になり、あわてて話しにつけたした。


「え?あぁ!そ、そうだよな!俺達初対面だもんな!えーと、さっきの名前は…お、お前が心の中で俺をそう呼んだ気がしたから‼︎うん。お前なら俺にそうつけると思って…な。」


ヒカリがあまりにも言い訳が下手で私はつい笑ってしまった。


「お!やっと笑ったな、お前!やっぱ笑うと可愛いな。」


私は突然のヒカリの言葉に頬を赤く染めた。私は恥ずかしくてうつむいた、そのとき、おでこに何柔らかくて暖かい感触がした。


ちゅっ


…⁉︎私が顔をあげるとヒカリの笑顔が目の前にあって顔が真っ赤になった。


そのとき私は何かに吸い込まれる感覚がした。


…私は気を失ってしまったらしい。目を開けると私は自分のベッドで横になっていた。

「なんだ…夢か、」


私はホッした。

携帯をみると7月27日の午前三時だった

夢の中だと今日のお昼くらいだったから間違いなく夢だろうと私は確信した。


私がもう一度眠りにつこうとしたら…


「何寝ようとしてんだよ!とりあえず力の練習するぞ!」と聞き覚えのある声


え、夢じゃない…?

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