スイーツ男子、佐藤くん
伊織くんが用意してくれたお皿に、佐藤くん作のチーズタルトが乗せられてゆく。佐藤くんのお菓子かぁ…前のアップルパイもとっても美味しかったけれど…。目の前のタルトは、どうやらタルト生地まで手作りっぽい。佐藤くん、侮れない。
「んまっ!さっすがけーちゃん!天才的だな!」
「…ありがと、伊織。サチちゃん、どう?サチちゃんの口に合う?」
「美味しいよ!チーズとタルトの味がすごい合ってるし…なにしろタルト生地か手作りだもん…。」
「そう言ってもらえると僕も嬉しいよ。…部員が一人だから食べる人が足りないしね…。」
「そういや、どうしてここ、部員がけーちゃんしかいねーの?」
「私もそう思うんだけど…どうして?」
2人して聞くと、佐藤くんはハァとため息をついた。もしかして、変なこと聞いちゃったのかな。
「専門コースには料理科があるでしょ?つまり授業だけで十分って人が多いんだよね。それに放課後は色んなお店で修行の人もいるし。」
「あぁ、そういうことか。俺も美容科だけど…わざわざそういう系の部活には入んねーな。」
「そういうことだったんだ…。」
あれ?でもちょっと待て。
それならどうして佐藤くんは、部活にいるの?
「んまっ!さっすがけーちゃん!天才的だな!」
「…ありがと、伊織。サチちゃん、どう?サチちゃんの口に合う?」
「美味しいよ!チーズとタルトの味がすごい合ってるし…なにしろタルト生地か手作りだもん…。」
「そう言ってもらえると僕も嬉しいよ。…部員が一人だから食べる人が足りないしね…。」
「そういや、どうしてここ、部員がけーちゃんしかいねーの?」
「私もそう思うんだけど…どうして?」
2人して聞くと、佐藤くんはハァとため息をついた。もしかして、変なこと聞いちゃったのかな。
「専門コースには料理科があるでしょ?つまり授業だけで十分って人が多いんだよね。それに放課後は色んなお店で修行の人もいるし。」
「あぁ、そういうことか。俺も美容科だけど…わざわざそういう系の部活には入んねーな。」
「そういうことだったんだ…。」
あれ?でもちょっと待て。
それならどうして佐藤くんは、部活にいるの?