愛させろよ。
しばらくして、ドアが開いた。

入ってきたのは医師だった。

「準備ができました。お母さんもお戻りです」

俺は頷いて、医師の後について病室を出た。

そこには顧問と母親が待っていて、口々に俺を励ました。

俺は精一杯の笑顔を作り、右手を振って答えた。

「じゃあ、行きましょうか」

医師が手術室の扉を開いた。
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