二人は甘い初恋関係
小春川のことが好きだと自覚したら、これまでよりも…もっと小春川の存在が俺の中で大きくなって、気になるようになって…


今まで経験したことのないぐらいの激しい緊張感に襲われるからなんだ。


でも、そのことを…ありのまま伝えることは出来ず、“意識の問題”にとどめてしまった。


小春川にとって、俺は…友達だから。


それも、“男に対する苦手意識を克服するまで”という限られた期間だけの関係だ。


この状態で、突然“好き”なんて伝えたら、小春川…きっと困惑するだろう。


そうなったら、俺たちの関係が、もっと…ぎこちなくなるのは確実。


それは、イヤだ。


だから、とりあえず友達として…小春川と話す回数を増やす。


朝、休み時間、昼休み、放課後…。


話せる機会は、たくさんあるから。


少しでも早く、小春川に気を許してもらうために、頑張らないとな…。


そして、小春川が苦手意識を克服した…その時は、告白する…。


“好きだ”って。


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