二人は甘い初恋関係
小春川が傍にいるだけで、鼓動が速くなって緊張する。


声は変にぎこちなくなるし、強張ったりして上手く話せなくなったりする。


だけど、会話を避けるのは…やめよう。


何も喋らないままじゃ、小春川との関係は平行線を辿るだけで、一切…先に進まない。


それじゃあ、いつまで経っても小春川を手に入れることなんて、出来ないもんな…。


好きなら、俺から踏み出さねぇと。


そう強く心に決意した。


早速…決意を行動に移すべく、休み時間の都度、小春川の席へと向かった俺。


ちょっとした会話ながらも、小春川の声を聞けるだけで嬉しい。


顔が綻んでいるのが、自分でも分かった。


昼休みも、二人でいたい…。


授業が終わるなり、小春川のところに行って声を掛けたけれど、数日前から佳織やクラスの女子たちと一緒に昼飯を食べる約束をしたらしく、申し訳なさそうに謝られてしまった。


まあ、約束なら仕方ないな。


残念に感じながら、教室を出た俺は購買へ。


適当にパンを買って、教室に戻ろうとした時だった。



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