ギャップ彼女 2

「リン、何があった?」

『何もないよ。』



私を心配そうに覗き込む奏に笑って答えた。
せっかくの楽しい花火が台無しになる。




なのに…



「嘘だ」



拭いていた手を取られ…




次の瞬間、奏の温かいぬくもりに包み込まれた。





「リン…俺じゃ頼りねぇか?」



絞り出すような苦しげな声に胸がズキズキと痛くなる。



ただ、朱里の悪口を言いたくないんだ。小さい頃から一緒だった朱里を、嫌いになれるはずがない。



あんなに笑いあった事が嘘だとは思いたくないんだ。



そりゃぁ、朱里が苦手だけどね。





『…そんな…事、ないっ』


「…無理矢理笑うんじゃねぇ。何かあったんだろ?」


『…何で…(分かるの?)』


「リンと何年一緒にいると思ってんだ…。俺は、ずっと、リンだけを見ていたんだ。」



奏の想いに目の奥が熱くなった。
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