ギャップ彼女 2
『ありがとう。』
それに、奏なら知っているのかな?
朱里が知っているという事は、奏だって知っている可能性もある。
でも、聞いていいものか分からない。朱里は、あの事件は私のせいと言った。自業自得とも。
という事は、私が何かしら引き起こした事に違いない。
私は、きっと悪いことをしてしまったんだ。
それなら絶対、思い出さなきゃいけない…。忘れてていいわけないんだ。
それに、ゆうくんって…誰?
ズキン…
頭が痛い。
ズキ、ズキ、ズキ……
『…った』
割れそうな痛みに、思わず声がでてしまった。
「リン、大丈夫か!?」
奏が、心配そうな表情で覗き込んでいるのが見える。
「オモイダシチャダメダヨ」
――――頭の中に小さい子供の声が響いた