極上な恋のその先を。

あれから、もう2年。
ふたりの子供も、もうすぐ2歳。


ほんと、時間が過ぎるのは早いなって最近特に思う。



百合とのランチを終えて、家に帰る途中。
昨日から、センパイからまったく連絡がない事を思いだした。

センパイがパリから帰ってからと言うもの、週末はセンパイの家で過ごすことが多かっただけに、なんだか気になる。


あたしは鞄からスマホを取り出すと、通話記録を確認した。
もちろんセンパイからの着信はない。


今、何してるのかな……。
ちょっとだけ、かけてみようかな。


ドキドキする胸を抑え、あたしは意を決して通話ボタンをタップした。


すぐにコール音がかかる。




『プルルルル プルルルル プルルルル……』


でも、いつまでたってもセンパイが電話に出る事はなくて……。
最後には、留守電にまでなってしまった。



「はあ……センパイ、どうしちゃったのかな……」


最近どうも様子が変だし。

普段通りにしようとしてるのがわかるから、あえて理由を聞かなかったけど。


でもでも。
週末に連絡取れなかっただけで不安になってるなんて、そんな事センパイが知ったらなんていうか……。


小さくため息をついて、終了ボタンを押す。
そのまま鞄に戻して、顔を上げると見覚えのある後姿に胸がドクンとなった。





あれは……。



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