【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
八重さんは小さく呟くとまた瞼を閉じた
「そろそろ若もつくころやないか?」
外はもう月が高く夜の装いに変わっていた。
「はい。」
「早う顔見て安心したいやろな。」
私はそっと頷いた。
「夕飯は若が来てからにしはるか?」
「はい。よろしいですか?」
「ゆっくり一緒に食べたらええよ。」
「八重さん達は、先に召しあがって下さい。」
「うちかて若と食べたいわ。」
そんなことを言う八重さんと顔を見合わせて小さく笑いあった。