【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



八重さんは小さく呟くとまた瞼を閉じた



「そろそろ若もつくころやないか?」


外はもう月が高く夜の装いに変わっていた。



「はい。」


「早う顔見て安心したいやろな。」


私はそっと頷いた。


「夕飯は若が来てからにしはるか?」


「はい。よろしいですか?」


「ゆっくり一緒に食べたらええよ。」


「八重さん達は、先に召しあがって下さい。」


「うちかて若と食べたいわ。」



そんなことを言う八重さんと顔を見合わせて小さく笑いあった。







< 134 / 435 >

この作品をシェア

pagetop