【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
ふと下を見たら隼は靴を履いたままだ。
「隼、靴…。」
「あぁ…やり合いながらあがってきたからな。」
「置いてくる。」
クスッと笑うと隼はその場で靴を脱いだ。
玄関へ靴を置いて雑巾を探していると川崎さんが走ってきた。
「姐さんどうしはりました。」
「すみません。隼が靴のまま上がってしまったので雑巾を…。」
「あははは。あんな時、靴なんか脱ぎませんわ。こっちでやるよって早う若のとこへ。」
「本当に申し訳ありません。」
「姐さん…手が震えていらっしゃるやないですか。怖かったでしょ。よう気張りやした。さぁもう大丈夫です。安心して若の傍へ行って下さい。」
私を落ち着かせるようにそっと頭を撫でてくれたので
私は川崎さんに頭を下げ隼たちのいる和室へと向かった。