【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
隼の隣に座ると
「大丈夫か。」
まだ小さく震える私の手を隼がそっと握ってくれた。
隼のぬくもりが少しずつ私を落ち着かせ大きく息を吐いた。
「立派な姐さんだ。」
先代の松次郎さんが私の顔を見て微笑んだ。
「先代…。」
「今の時制に、こんな立派な姐さんがおるなんて夢にも思わんわ。」
「そうや姐さんと話しとると忘れとったものを思いだすやろ。」
襖が開きそんな言葉とともに八重さんと奥野さんが入ってきた。
先ほどの男の人が一緒に入ってくると、私達から少し離れたところに
そっと座った。