【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん




だけど、近藤組の先代も組長もそして八重さん小百合さんそれから愁斗さんも奥野さんも座布団からおりると


「ほんまに申し訳ありませんでした。今回の不始末は指落とすぐらいじゃすまんことです。子の責任は親にあります。後始末をすべて終えた後、必ず自分の身できっちりけじめつけさせていただきやす。ですが…近藤組だけは、どうかこのまま…このまま…。」



言葉を詰まらせながら話す組長さんの言葉のあとみんなが手をついて頭を下げたから私は1人で慌てた。



組長さんは自分の命よりも近藤組を大切に思い守りたいという気持ちが伝わって極道の細かいルールがわからない私はとても慌てた。



自分の夫の命も組の為であれば涙を飲まなければならない小百合さんの気持ちを思っても胸が痛く、そして愁斗さんの表情を見ていてもそれは同じだった。



一人の男のせいで立派な極道の方の命が消えてしまう事は耐えられない。





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