【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
お付き合いしている方がいるけれど
自分の家が極道であるとは言っていないそうだ。
言ったら終わるかもしれないなって少し淋しそうで
私もまったく知らなかったと伝えるととても驚いていた。
「知って別れようと思いませんでした?」
「別れられるなら姐さんになってません。自分の人生も命も全部捧げる覚悟じゃないとなれませんよ。」
「稀やろな。」
「稀でしょうね。」隼も答えた。
「でも、由香里姐さんも堅気です。立派な姐さんです。腹くくれたらなれるんです。隼の為なら自分の人生何も後悔ないです。」
「はぁ羨ましいほど熱愛やな。」
「え?また言い過ぎた?」
顔が赤くなると
「真っ直ぐな女ですよ。そういう女と出会う事です。堅気かどうかよりそういう女と出会うのが稀なのかもしれないです。」
「そうやな。振られたら酒屋の前で飲酒してみるかな。」
「は?」
「そんなとこで飲酒する女も稀やろ?」
「そ…そうなんですよ…だから…何でやったのか自分でもさっぱり…。」
3人で顔を見合わせて笑った。