【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
お酒を飲みながら、後を継ぐもの同士の話しを遅くまで語りあった。
「ほな、腹くくってみるかな。」
「愁斗さん。」
「そんでもな、まだ揺らぐんよ。正直、失うものも怖いよってな。」
「それは、まだ本気で好きじゃないからです。私は失う事なんて何も怖くなかった。」
「若、幸せやね。」
「あ…また変な事言った?」
隼は優しく笑いながら
「いいや、何も変じゃない。気にするな。」
「そうや、変やないで?自分も近藤組と正面からもう一度見つめあってみるわ。
そんでも、捨てられん思いやったら本気で腹くくるわ。」
「捨てられない思いだと思いますよ。」
隼の言葉に悠斗さんはフッと笑い
「長いトンネルから抜けられそうですわ。」と微笑んだ。