【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



お酒を飲みながら、後を継ぐもの同士の話しを遅くまで語りあった。


「ほな、腹くくってみるかな。」


「愁斗さん。」


「そんでもな、まだ揺らぐんよ。正直、失うものも怖いよってな。」


「それは、まだ本気で好きじゃないからです。私は失う事なんて何も怖くなかった。」


「若、幸せやね。」


「あ…また変な事言った?」


隼は優しく笑いながら


「いいや、何も変じゃない。気にするな。」


「そうや、変やないで?自分も近藤組と正面からもう一度見つめあってみるわ。
そんでも、捨てられん思いやったら本気で腹くくるわ。」



「捨てられない思いだと思いますよ。」


隼の言葉に悠斗さんはフッと笑い


「長いトンネルから抜けられそうですわ。」と微笑んだ。




< 178 / 435 >

この作品をシェア

pagetop