【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



すっかり綺麗になった墓石の前にお花とお線香を並べていると


隼がタバコを墓石の前に置いた。



「隼?」


「写真に写ってた。親父さんセブンスター吸ってただろ。」


「私の前じゃ隼みたいに吸わなかったんだけどね。」


クスクスと笑っていると


「失礼しやす。」


その声とともに三浦さんがポケットから煙草を取り出し


そっと火をつけると御線香の横にそのタバコを置いた。




そして私の家族と一緒に祖父母と両親に手を合わせた。


みんな私よりもたくさん話しがあるみたいで、すごく長い間手を合わせていた。


「ねぇねぇ何を話してたの?」って聞いても


「言えないな。」とか「秘密でごぜぇやす。」って教えてくれなくて


「結衣は何を言った?」と聞かれて


「幸せだから心配しないでってことと、これからもみんなを守ってってことと…あと次郎長のDVDが役にたってるってお礼言った。あははは。」



「おっとそのお礼も言わなきゃならねぇですね。」って三浦さんの言葉でまた3人が手を合わせようとするから



「ちょ…。」って慌てて止めて大笑いだ。




そして来たときと同じようにタクシーで静岡駅へ向かいそれから新幹線で東京へと戻った。













< 197 / 435 >

この作品をシェア

pagetop