【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
「そうや、組長と姐さんにはその器がある。あの子ら育てた人やないか
金龍会もみんな藤堂組が兄はんなら文句もありまへんってまとまったんや。
あんたらの後を継ぐんが若とあの結衣ちゃんや。
藤堂がトップに立たなあかん。極道を制して譲ったらなあかんで。
あの子らは、あんたらを見とるさかいに極道の仁義を生涯貫きはるわ」
「はい。」
極道のトップへと響を立たせたい。
そんな思いの裏側で、堅気の女から姐さんになった由香里は
身体の震えも隠しきれなかった。
「うちらみんな腹くくりなおしや。」
「そうや、結衣ちゃんに負けておられへんよ。」
「はい。」
「緩んできたらきっつうくくりなおしたるよってな。」
「いや、手加減してくださいよ。本気できつそうで。」
「手加減なんかあるかいな。」
「あはははは。」