【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



「隼、傘欲しい。」


隼は嬉しそうな顔をして


「やっと欲しいって言ってくれた。」


そんな言葉を言うからもう堪らなく可愛くなってしまう。


極道の若頭を可愛いなんて思う私は感覚が可笑しくなってしまったんだろうか。


だけど、私といる時の隼は極道であることを本当に感じさせないでくれるから仕方ない。


私が目にとまったゼブラ柄の傘を手にとると


「結衣らしくないな。」


「ゼブラ柄に憧れるんだけど絶対に服は似合わないのはわかってる」


「だな。」


隼も想像しなくてもわかるらしい。


「傘ぐらい好きなの持て。」


「うん。」


会計をしてくれている高野さんのとこへ行くと


「傘はすぐ使いたいんです。」


「わかっております。」って微笑んでくれて


「お2人の傘をお持ちするのを忘れてしまいましたので若も入れてさしあげて下さい。」って小さい声で言ってくれるから


「それは大変。隼を濡らすわけにはいきませんからね。」って笑いあった。




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