【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
その時に若い男の人にぶつかってしまい
「すみません。」と頭を下げているのに
「ぶつかっとってすんませんですまんやろ。」
いや、すむだろうなんて思いながら少し離れたところで
信号が変わるのを待ちながら見ていたが
大の男がお年寄りに向かっていちゃもんつけている姿に眉間に皺が寄った。
五郎さんの手もピクピクしているのがわかる。
まわりにいた人も少しずつそこから離れるように移動していて
ついにはそのお年寄りの肩に手をかけ威圧するように肩を押し始めた。
私が駆け寄ろうとしたときにはもう五郎さんが男の前に立ちはだかり
「おんどれ、ぼてくりこかすど。」
その男の人の頭をパコーンと引っぱたいた。