【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
歩き始めた隼に
「ちょっと降ろして。」
「いやだ。」
「由香里さんのとこに顔見せてあげて。」
「あぁ。」
隼は私を降ろす気はまったくないらしい。
「由香里さーん。隼帰ってきた。」
ドアの前から声をかけると
すぐに由香里さんがドアをあけ
「隼…お帰り。お疲れさん。」
「あぁ。今戻りました。」
「終わったのね。」
「あぁ。親父も大丈夫だ。」
「当たり前でしょ。」
「あぁ。」
私が抱かれたままなのは、何も気に留める事はなかった。
「ママ、パパのお迎えに行けないから。」
私が笑い出すと
由香里さんも笑顔で
「私が行くから大丈夫よ。」
「パパ、喜びますよ。」
いつもなら、結衣ったら…って言われるけれど
この日は由香里さんも頷いただけで何も言わなかった。