【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
それから御夕飯をいただき、その後はなるべく多くの組員さんと接する事が出来るよう
藤堂の家での生活のように玄関の近くへ行ったり、休憩室のようなところの前を歩いたりした。
警戒されている私が声をかけるのだからいい顔はしてくれない。
けれど、どんなにイヤと思う相手でも礼はつくしてくれている。
私もその気持ちに対して出来るだけ丁寧に返そうと思った。
お風呂はさすがに入るのを躊躇った。
「姐さん、うちのお風呂に入ったらええよ。」
小百合さんが呼びにきてくれた。
「え?」と顔をあげると
「うちが、姐さんやったら何が怖いかなと思ったら寝るときと風呂や。そうやろ?」
「はい。」
「こっちは組員も限られたやつしか出入りせんから大丈夫や。ゆっくり入って身体休めんとこれからDVD付き合わされるんやで?」
小百合さんは私の緊張をとくように話してくださり
私も出来る限りの笑顔で
「そうでしたね。それではお言葉に甘えさせていただきます。」
お風呂の支度をして後に続いた。