「お前がloveの方で好きだ」

でも…

そんなこと言える凛ちゃんが少し羨ましいな。

凛ちゃんには、彼氏さんいるもんね♡

『気になった方と付き合ってみれば
 いいじゃない!』

凛ちゃんに言われた言葉が頭のなかを
回り続ける。


気になった人……

「ん~…」

あ、凛ちゃん寝ちゃった。

どうしよう。

「ん~けいと~…」

ふふ。
彼氏さん登場かな?

「ヤダよ…行かないで…!!」


凛ちゃん、夢で迷子にでもなってるのかな。

「行かないでよ…けいと!!」

ガシッ!!

叫んだと思ったら、急にガシッと私の腕を
掴んできた。

「ほ、ほぇ?」

つい変な声が出てしまった。

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