未来からの贈り物
翌9月26日
楠くんと井戸で話してた。
楠「姫……俺と逃げないか?」
莉奈「何処に?」
楠「何処でも……。天女がいれば死ぬまで安泰。それに…美人だしな…」
莉奈「クスクス。行かないよー?」
荒木田は後ろから莉奈の口を塞ぎ手を後ろにネジ上げた
楠「天女がいれば長州は安泰!」
スパイかよ!!! これは知らなかったなぁ〜〜〜。
此処は腕試し!!!
莉奈は荒木田に体重を思いっきりかけ、楠の頬に蹴りを入れた荒木田がバランスを崩したからその間に荒木田から抜け出した
左之「手伝ってやるよ」
新八「俺も」
御倉伊勢武を斬りつけた新八。
逃げる楠を左之が追った
荒木田は莉奈を見据える。
荒木田「此方側に来い……」
莉奈「それは無理だよ〜」
新八「莉奈は刀が無いんだわ……」
新八は脇差しを莉奈に投げた。
莉奈は抜刀し、鞘を荒木田に投げ付けた。荒木田は鞘を払ってる間に胸に一突き。
莉奈「……………………………。」
新八「鞘を投げるのやめろよ……」と、拾い上げた
新八「…………………。大丈夫か?」
莉奈「……………………………。
(ガクガクガクガクガクガク)」
カラン
莉奈の手から刀が滑り落ちた
新八「…………………。俺の刀ね?」
また新八は刀を拾い、刀を一振りし、刀に着いた血を払った。
その血が莉奈の顔にかかった。
新八「っっっ!!! 悪ぃ……」
莉奈「……………………………。
(ガクガクガクガクガクガク)
ぎ………ぎやぁーーーーーー!!!」
新八「っっっ!!! 大丈夫だ!大丈夫」 ぎゅっと莉奈を抱き締め口を塞いだ
左手は背中をさする………。
莉奈「(ガクガクガクガクガクガク)」
莉奈の悲鳴を聞き付け総司と土方が庭に来た
総司「莉奈………斬ったの?」
新八「荒木田だけな……」
土方「何故此処に莉奈がいるんだ!」
新八「楠と荒木田が莉奈を連れ去ろうとしてた」
土方「楠は……」
新八「左之が始末してる」
土方「そうか……」
総司「莉奈……おいで?」
総司に引っ張られ、総司は手拭いを濡らし、莉奈の顔を拭いた。
莉奈「(ガクガクガクガクガクガク)
こ……殺した………」
総司「……………………………。」
総司は黙って顔を拭いている。