美しい桜との約束
部屋に着きすぐに手紙を開いた。


そこには山南さんのあの優しい字でたくさんの文字が書かれていた。





「美桜君へ


今これを読んでいるってことは私はもうこの世にいないのですね。


でも私はとても幸せな人生を過ごしました。


新選組で生き新選組で死ぬ、と言う目標も達成できましたし・・・。


総司には酷な事を言ってしまいました・・・。


美桜君、総司を支えてください。


美桜君にも相談しようと思いました。


ですがなんとなくいいませんでした。


美桜君は私がこうなると知っていたんじゃないですか?美桜君は不思議な力があるように見えますよ。


多分美桜君は私を助けられなかった、と自分を責めるかもしれません。


ですがこれが私の定められた最後なんです。


そして私の最後の我儘です。


・・・明里にこの櫛を渡してもらえませんか?あの子のことだからきっと我を失う・・・。


どうかよろしくお願いします。


そして今までありがとう・・・。


山南敬助より」
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