シンデレラを捕まえて
「それ、素敵でしょ?」
夢中になっていると、背中に声を掛けられた。振り返ると、幸恵さんがにこにこと笑って立っていた。
「はい! これ、どうやって作ってるんですか?」
「レジンっていう材料を使って作るの。ええと、ジェルネイルって分かるかしら?」
「はい、知ってます。ネイル関係の仕事に関わっていましたので」
UVライトをあてると固まる素材だ。材料の手配、してました。
「レジンはね、そのUVライトにあてると固まる性質を持った樹脂なのよ。枠の中に好きなチャームを入れて、レジンを流し込んで固めるってわけ。扱うのは結構簡単なんだけど、いざ可愛いのを作ろうと思うと、難しいのよねえこれが」
うふふ、と幸恵さんが笑う。
「でも、ここに置いてあるものは全部素敵です。すごいですね」
「それねえ、実は私の作った物じゃないの。レジンアクセは全部、優真ちゃんの作品」
「そうなんですか?」
空きだした店内の片づけをしている彼女の姿を見た。こんな才能があるんだ、すごいなあ。さすが、未来の家具職人さん。
「美羽さん、気に入ったのがあったの?」
と、穂波くんが私の隣までやって来て棚を覗き込んだ。
「見て、穂波くん。これ、優真さんが作ったんだって。すごく可愛いよね」
「へえ、優真が?」
穂波くんがネックレスを一つ取り上げて眺める。
私はその隣にあるキーホルダーを取った。
「これなんか、いいなあって思う。青い鳥とパールにね、アクセントに黒レースが入ってるの」
「ふう、ん。面白いな」
三人で眺めていると、そこに手が空いた様子の優真さんがやって来た。穂波くんが手にしたネックレスを見て、「なかなかいいでしょ」と笑う。
「こんな才能があったんだな、すげえ」
「ふふん、もっと褒めて下さい」
照れたのか、優真さんが頬を染めて笑う。その表情は確かに高校生のものだった。
夢中になっていると、背中に声を掛けられた。振り返ると、幸恵さんがにこにこと笑って立っていた。
「はい! これ、どうやって作ってるんですか?」
「レジンっていう材料を使って作るの。ええと、ジェルネイルって分かるかしら?」
「はい、知ってます。ネイル関係の仕事に関わっていましたので」
UVライトをあてると固まる素材だ。材料の手配、してました。
「レジンはね、そのUVライトにあてると固まる性質を持った樹脂なのよ。枠の中に好きなチャームを入れて、レジンを流し込んで固めるってわけ。扱うのは結構簡単なんだけど、いざ可愛いのを作ろうと思うと、難しいのよねえこれが」
うふふ、と幸恵さんが笑う。
「でも、ここに置いてあるものは全部素敵です。すごいですね」
「それねえ、実は私の作った物じゃないの。レジンアクセは全部、優真ちゃんの作品」
「そうなんですか?」
空きだした店内の片づけをしている彼女の姿を見た。こんな才能があるんだ、すごいなあ。さすが、未来の家具職人さん。
「美羽さん、気に入ったのがあったの?」
と、穂波くんが私の隣までやって来て棚を覗き込んだ。
「見て、穂波くん。これ、優真さんが作ったんだって。すごく可愛いよね」
「へえ、優真が?」
穂波くんがネックレスを一つ取り上げて眺める。
私はその隣にあるキーホルダーを取った。
「これなんか、いいなあって思う。青い鳥とパールにね、アクセントに黒レースが入ってるの」
「ふう、ん。面白いな」
三人で眺めていると、そこに手が空いた様子の優真さんがやって来た。穂波くんが手にしたネックレスを見て、「なかなかいいでしょ」と笑う。
「こんな才能があったんだな、すげえ」
「ふふん、もっと褒めて下さい」
照れたのか、優真さんが頬を染めて笑う。その表情は確かに高校生のものだった。