シンデレラを捕まえて
「こういうの、好きなんです。でも自分では商品になるなんて思ってなかったんですけど」
優真さんが言う。
今までは、友達にプレゼントするくらいの、趣味の範囲内であったらしい。しかし、優真さんが身に付けているのを見た幸恵さんがいたく気に入り、商品として出して見ないかと勧めたのだそうだ。
「すごく人気なのよ、今。ウチのバイトは夏休み限定なんだけど、アクセサリーの委託販売だけは続けてもらいたいって言ってるの」
ね、と幸恵さんに促されて、優真ちゃんは益々照れたように笑った。
「人気なのも分かります。だってすごく可愛いもの。これ、買って帰ろう」
一番目を引いた、青い鳥のキーホルダー。部屋の鍵をつけて持ち歩こう。バッグの中を覗くたびに幸せな気持ちになれるはずだ。
「あ、ありがとうございます」
優真さんがぎこちなく頭を下げた。少し戸惑った様子の顔に笑いかける。
「私凄く不器用なので、こんな風に素敵な物を作れるなんて尊敬します。大切に使わせてもらいますね」
「ど、どうも……」
それと、薔薇とラベンダーのサシェも買ってしまった。ふんわりと上品な薔薇の香りと、甘いラベンダーの香り、どちらにしようか悩んだ挙げくの両方買いだ。買わないでいられるはずがない。
本当はカトラリーとランチョンマットのセットも買いたかったし、ネックレスもピアスも欲しいところだったけれど、次回に見送ることにした。だって見てたら全部欲しくなってしまうんだもん。
買ったキーホルダーに、その場で鍵をつけた。光にかざすとキラキラしてすごく綺麗だ。買ってよかった。
ニコニコとしている私の横では、穂波くんもキーホルダーを買っていた。私のとほとんど同じデザインだけれど、青い鳥の代わりに金色のネコが寝そべっている。うん、そっちも可愛い。優真さんの作品も、また今度買わせてもらお
優真さんが言う。
今までは、友達にプレゼントするくらいの、趣味の範囲内であったらしい。しかし、優真さんが身に付けているのを見た幸恵さんがいたく気に入り、商品として出して見ないかと勧めたのだそうだ。
「すごく人気なのよ、今。ウチのバイトは夏休み限定なんだけど、アクセサリーの委託販売だけは続けてもらいたいって言ってるの」
ね、と幸恵さんに促されて、優真ちゃんは益々照れたように笑った。
「人気なのも分かります。だってすごく可愛いもの。これ、買って帰ろう」
一番目を引いた、青い鳥のキーホルダー。部屋の鍵をつけて持ち歩こう。バッグの中を覗くたびに幸せな気持ちになれるはずだ。
「あ、ありがとうございます」
優真さんがぎこちなく頭を下げた。少し戸惑った様子の顔に笑いかける。
「私凄く不器用なので、こんな風に素敵な物を作れるなんて尊敬します。大切に使わせてもらいますね」
「ど、どうも……」
それと、薔薇とラベンダーのサシェも買ってしまった。ふんわりと上品な薔薇の香りと、甘いラベンダーの香り、どちらにしようか悩んだ挙げくの両方買いだ。買わないでいられるはずがない。
本当はカトラリーとランチョンマットのセットも買いたかったし、ネックレスもピアスも欲しいところだったけれど、次回に見送ることにした。だって見てたら全部欲しくなってしまうんだもん。
買ったキーホルダーに、その場で鍵をつけた。光にかざすとキラキラしてすごく綺麗だ。買ってよかった。
ニコニコとしている私の横では、穂波くんもキーホルダーを買っていた。私のとほとんど同じデザインだけれど、青い鳥の代わりに金色のネコが寝そべっている。うん、そっちも可愛い。優真さんの作品も、また今度買わせてもらお