MOONLIGHT


そういうことか。

上機嫌を通り越すと、ニヤケ顔になって、急にエロくなるんだ。


「将…。まだ私、カレー食べ終わってない…。」


キスを避けながらそう言うと、そんなの後、って言われ唇を塞がれた。

あっという間に、裸にされた。

寒いはずなのに、体が火照って、寒さなんて感じない。


「レイ、レイ…。」


将の吐息も熱い。


「将、早くっ…。」


たまらず、ねだると―――


タイミング悪く、突然将の携帯が鳴った。



「・・・・・・・・出たら?」


私が、将の頬にキスをしてそう言うと。

将はため息をついて、立ち上がった。

私がうたた寝したときようの毛布を掛けてくれる。


「…どうしたの、夕真ちゃん?」


相手は、夕真さんか。

だけど、将の声が低い。

さっきの上機嫌は、どこへ行ったんだ。


「え?今から?……へえ。………。一応聞いてみるけど。」


そう言うと、一旦電話から顔を離した。


「今から、夕真ちゃんちに来てくれって。レイ、明日T大だよな?泊まりでもいいか?」

「私はいいけど…でも、弁慶は?」

「あー、夕真ちゃんちだから連れてく。明日はそのまま仕事場に連れていっても大丈夫だし。」

「なら、いいよ。」


この間、何となく夕真さんたちと別れかたがよくなかったから気になってたし。

将と仲良くしている人達だから、私もできるだけ仲良くしたいし。


返事をして、そうそうに電話を切った将を見ながら、私はそんな事を思った。









え?


「…出かける準備じゃないの?」


何故か、私の毛布をはいで上に乗ってきた将に質問をした。


だけど、将は。

質問に対し、口ではなく行動で答えたのだった。


「んっ、うぅ…っん。」


何の前触れもなく、いきなり私の中に入ってきたのだ。


「焦らし効果かな、スゲー濡れてるぞ。」


さっき低い声で不機嫌になっていた将は、また上機嫌の上の表情に戻っていた。





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