白の王子と黒の女王

｢純平。抹消される覚悟はあるのか？｣

｢覚悟。あなたの地位はわかっている。
覚悟は出来ている！｣

なんでかはわからないけど、こいつを信じてみようと思った。

｢期間は1ヶ月！！
その間に、私たちを認めさせるんだ｣


そう、ここに居る全員が、純平を信じていない。


甘い世界じゃない。
自分以外は誰も信じない。

私たちみたいに固い絆で結ばれているとしても、隠し事は誰にだってある。


そうやってみんな、勝ち残ったんだ。