白の王子と黒の女王
「面白いんじゃない?
期間限定で許可してあげれば?」

純平に興味を示したのか飛鳥が口をはさんできた。

本当に適当なやつ。
私の気も知らないで!

「飛鳥がそー言うなら、舞も賛成!」

舞まで。

「なんや?騒がしいなあ。
面倒事は嫌いやで?
あら、イケメンなお兄さん。人を傷つけたことないやろ?
そんなんじゃ、何も守れへんよ」

「咲良。どこ行ってたんだよ!?」

「ちょっと組の話し合いでな。
イカついおっちゃんらに顔合わせや」


次期頭領も大変なもんで。

< 9 / 53 >

この作品をシェア

pagetop