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帰り道、僕が旅行カバンを持つことすら、ハルは遠慮しようとした。

普通の子だったら、当たり前のように男に持たせようとするところだけれど。

男がカバンを持たないなんてありえない!って勢いで。

でも、ハルは違う世界で生きてきたんだ。

本当に、カバンを持ってもらうくらい甘えたうちに入らない。

やっぱり僕は君を嫌になるくらい甘やかすよ。

それが当たり前だと思うように。
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