ヒミツの恋を君と。番外編~とある甘い1日~
「な、な、なっ!?」



晴の手の力が強い!そして晴が近い!



胸がドキっとなって、一歩後ろに下がる。


でも、狭いキッチンだから、すぐに背中が冷蔵庫に当たって、あたしの逃げ場は完全に奪われた。


晴はあたしのバンドエイドに包まれた指をじっと見てる。


指先に視線を浴びてるだけなのに、そこがくすぐったくてたまらない。



「あ、あ、あの…晴?」


「へぇ…指切ったんだ?」


「あ、う、うん…でも大丈夫」


「消毒しねぇとな…」


「へっ!?」



晴がいきなりバンドエイドを外すからびっくりする。

まだ少し血がにじんでた。



「しょ、消毒液なんて、うちにないから大丈夫!こ、これくらい平気。バンドエイド取ってくる!」


「消毒ならこれで十分だろ?」


「ひゃっ!?」



晴が怪我してる指をパクっとくわえた。


< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop