ヒミツの恋を君と。番外編~とある甘い1日~
晴は手際よく、ハンバーグの準備をしていく。

テキパキ料理する晴の背中が間近に見えるのに。



あたしはというと、顔が真っ赤で、足腰がくがくで、冷蔵庫の前から一歩も動けない。

そんなあたしが情けなくて。



悔しい!

悔しいけど、こうなっちゃうのは、晴のことを好きな証拠なんだからね!



そう叫びたい!

そう叫びたいけど、叫べないヘタレな自分が憎いっ…。



ひとりでジタバタもだえてると、晴が正面を向いたまま話しかけてきた。



「そう言えば、お前のノートに書いてあった“自分の意見をはっきり”とか、“料理上手”とか、“年上”ってなに?」


「み、見たの!?」


「人聞き悪い事言うな!お前がノート開いたままでキッチンに行ったから見えたんだよ!」


「あぁぁぁぁぁぁ…」



しまった!

宿題中に晴のタイプのことを考えてて、つい書き出しちゃってたんだ!


晴に見られたなんて…もうおしまい…。


< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop