マンガみたいな事が起きました。*続*
沈黙が流れ数秒後。
舞はぽつりとこう言った。
「あたしも同じ……」
同じ?
困ったってことが?
それとも舞も俺と周りに対して何か感じてるってこと?
理解できずに言及すると、
「あたしも渉が王子様役頑張ってるから、たとえ女の子たちが群がっていても何も言えなくてムカムカしてた。
それにね、今まで話していなかった人達に声を掛けられて正直戸惑ってる」
舞は本来、目立つことがあまり好きではない。
それは学校生活からよくわかっていた。
友達だって人数じゃない。
どれだけ深く付き合えるか、
その中で信頼できる人と必然的に仲良くなっている。
それが劇練習が始まり生活のリズムが崩れたというところだろう。
それより、俺は舞が嫉妬してくれていたことに喜びを隠せない。
今の俺、きもい顔してんだろうな。