マンガみたいな事が起きました。*続*
本番まであと1週間。
あの日、オムライスで互いの気持ちを話した日から俺たちは少し成長した気がする。
舞は男子どもに柔らかく断ったり、
白雪姫の絵本を読み返して尚一層の演技になってきた。
俺も女子生徒への対応を見直した。
断らないのは優しさだと勘違いしていたらしい。
「せんせぇー、メアド交換しよぉよっ」
「気持ちは嬉しいけどごめんな?」
「えぇーっ、それって彼女さんからの束縛ってやつぅ?」
「違う違う、俺のが好きすぎて他の女の子たちと彼女の扱いに差別できちゃうから。君たちと彼女は分離してます」
回りくどいけど、
わかってくれたみたいだ。
シュンとしてる顔だったから
大丈夫だろう。
不意に舞を見るとこちらを凝視していた。
慌てて目を反らしてるみたいだけど……。
あんまり可愛いことすんなよ?