泣き虫王子と哀願少女
触られた部分が、熱い……。
自分の頭に手をやり、再びニャン太と戯れている潤君を見つめる。
潤君、優しすぎるよ。
潤君のちょっとした行為に、胸がキューっと締め付けられる。
私、このままじゃどんどん期待しちゃうよ……。
そう思うと、無性にリカちゃんと潤君の本当の関係が知りたくなってきた。
どうしよう……。聞いてみようか……。
ドクン……ドクン……
途端に胸が不安でいっぱいになる。
それでも、これ以上現実から目を背け逃げ続けるのも、もう嫌だった。